「自分なんて」と気持ちが沈んだときに読んでほしい話

Blue あなたとわたしの本 213 「こんな自分なんて」と思わないで。 自分でそんなふうに思わなくても、 「お前なんてダメさ」と 嫌というほど人が言ってくれるでしょ。 自ら「自分なんて」と思ってしまったら、 いったい誰があなたを励ましてくれるんだい…

命は誰かに食べてもらい、その滋養となりたいのかもしれない。

Blue あなたとわたしの本 212 庭の畑でミニトマトを育てているのですが、よく実りました。ザルにいっぱい取り、水道水で洗い、ボウルに移します。冷蔵庫で冷やしてからいただくと、とてもおいしい。ミニトマトの表面はほどよく硬く、噛むとぱきゅ、と砕け…

「才能」という言葉は時に人を追い詰める。だから「居場所」という言葉を使いたい。

Blue あなたとわたしの本 211 人と外で会っていて家に帰ってくると、「あぁ、あの言い方はあの人を傷つけてしまったんじゃないだろうか」と考えてしまうことがあります。あるいは、「あの言葉じゃなかった。こっちの単語を使ったほうが彼を勇気づけること…

ナツ 四日間だけの家族

Blue あなたとわたしの本 210 ── 僕が歩いている。 その瘦せぎすの子猫を見てなぜそう思ったのか分からない。僕が歩いていると瞬間的に思った。真昼だ。子猫と言っても、ほんのまだ生まれたてのような猫だ。元の色も知れないほどに黒ずみ、今にも倒れそう…

掃除ほどお得なことはないという話

エッセイ Blue 26 ほんと、掃除ほどお得なことはないと思います。掃除はめんどくさいですって? そうですねぇ。じゃあ、そんなあなたは、 「掃除ほどお得なことはない」 このアファーメーションを唱えるところから始めましょうか。 一日10回、3日も唱え…

このシュールなコントを ─ 本気になんなよ─

Blue あなたとわたしの本 209 「俺はこんなところで終われない」とか、 「私には才能があるんだ、 実力があるんだ」とか、あるいは、 「自分なんて── 」とか、 どっちにせよ、 たかだか100年も経ちゃ、 あんたの「実力」なんて だれも覚えちゃいないよ…

悩みを打ち消す、あるひとつの方法

Blue あなたとわたしの本 208 悩みを打ち消すには、 情熱を覚えることに 集中するのです。 没頭するのです。 時間もないところへ 没入してしまうのです。 こんなことが好きだと知れたら 人はどう思うだろう? 才能はあるのだろうか? 認められるだろうか…

【驚異の疲労回復法】疲れたら休むな! ぴょんぴょんパタパタをせよ!

エッセイ Blue 25 「あ〜、疲れたぁ。一休みするかぁ」 というとき、皆さまはどうされていますか? 家で仕事をされている方ならソファで寝転がる? 会社で働かれている方ならコーヒーブレイクですか? 僕はそういうとき、庭に出て「ぴょんぴょんパタパタ」…

その哀しみがあなたを

Blue あなたとわたしの本 207 その哀しみがあなたを、 落ち着きのある人間にしたのです。 あの哀しみがあなたを、 深みのある人間にしたのです。 哀しみは肉体的な痛みに近いくらい、 ときにはそれ以上の傷みをともなうけれど、 その哀しみが、 いまのあ…

一人でも楽しめるあなたの姿はとても美しい

Blue あなたとわたしの本 206 一人でも楽しめるあなた。 好きなことがあるあなた。 一人でも機嫌よくいられるあなた。 努力も続けられるあなた。 それが どれだけ美しい姿か。 自他にも優しい姿か。 豊かで、 そして 強い姿か。 一人でも楽しめるあなたの…

おめでとう! 必然・必要・ベストなあなた!!

Blue あなたとわたしの本 205 どうして自分はこうなんだろう? って悩んでる人、多い。 「あなたはあなたのままでいいんだよ」って言うと、流行り文句みたいだし、「そんなあなたでも認めてあげようよ」みたいな消極的な感じも出ちゃって、もうひとつなん…

小説「世間さま」note で公開

エッセイ Blue 24 note.mu こんにちは。ほぼ月刊となってしまいました「Blue あなたとわたしの本」、責任者の智(とも)です。 「以前カクヨムにあった『世間さま』を再読しにいったら公開されていなかったのですが?」というお声を先日いただきました。あ…

限界を超えるための簡単な方法

Blue あなたとわたしの本 204 これ以上のことは もうできないだろうっていうのは 単なる 思い込みなんだよね。 限界は 超えられるんだ。 どうやって超えるかっていうと 「超える」って 決めてしまうの。 ただ決めちまうんだよ。 「この先へ行く」って。 …

ニュースにすべき、あなたのそんな今日

Blue あなたとわたしの本 203 耳を疑うような悲惨な ニュースが 続けざまに聞かれることもあるでしょう。 でも 今日、 あなたは誰かに やさしくした。 やさしさとは 思いやることです。 思いやるとは、 想像力を働かせることです。 今日あなたは 想像力を…

小説「記憶のたわむれ」⑦ 完結

話は──終わったのだ。 なんと言えばいいのかわからなかった。知らないうちに僕も右の手の甲で意味もなく口もとをこすっていることに気づいた。膝の上に手のひらを戻した。藤堂さんは同じ姿勢のまま、動かなかった。 「つまり──」と僕はひそめた声で言った。…

小説「記憶のたわむれ」⑥

「翌日の──京都を離れる日──俺はもういちどおばちゃんの店に立ち寄ることにした。好きだった蕎麦ぼうろを持ってな。フリーのライターというのはうそで、児童劇団の営業をやっていることなんかもちゃんと話そうと思った。本当にやりたい仕事を、いまも模索し…

小説「記憶のたわむれ」⑤

店の正面まで来た。もう迷いはなかった。俺は硝子の引き戸に指をかけ、その覚えのある重みを──ゆっくりと横へすべらした。 甘い菓子の匂いとともに、クレヨンをぶちまけた色彩が魚眼レンズを覗いたみたいに目に飛び込んできた。なにもかもが変わってなかった…

小説「記憶のたわむれ」④

まぁ、待て。もちろんこれで終わりじゃない。ちゃんとつづきはある。東京に出てきてその五年後──つまり俺が二十三歳のときのことだ」 藤堂さんは缶ビールに唇をつけ、残りを飲みほした。 「俺はそのとき、ぬいぐるみ劇団のチケットを小学校に売り歩く仕事を…

小説「記憶のたわむれ」③

そんなある日──俺たちのクラスに転校生が来た。四年生になったばかりの春のことだ。 なんでも父親が有名なインテリア・デザイナーとかで、かなりの金持ちらしかった。背も高くってな(そのころの俺はどちらかっていうと小柄だったんだよ)、勉強もよくできた…

小説「記憶のたわむれ」②

藤堂さんも一人暮らしだった。僕の部屋とはちがいよく片付いていた。照明は意図的に落とされていた。フローリングされた小ぎれいなワンルームだったが、暖房器具は電熱棒が赤く灯るタイプのヒーターしかなく、少し寒かったのを覚えている。壁ぎわにパイプで…

小説「記憶のたわむれ」①

窓から差し込む秋の陽射しが小説原稿を染めている。常緑樹を通して届くその光は、ゆれ動く模様を作っている。楕円形の光斑こうはんが三角の影にまじわり、たわむれ、離れてはまた重なり、いつしかひとつの光となって判別もつかなくなる。 新作の二十回目の書…

真理? ─あるいは自分自身への喝─

Blue あなたとわたしの本 202 「なんであんな 馬鹿なことに 挑戦してしまったんだろう?」 なんて、 この世を去る間ぎわに 悩む人間なんて いないってことだよ。 その 〝逆は〟 多いだろうけどね。 そう、 挑戦しなかったことを 悔やむ人間は。 それこそ─…

インフルエンザにかかったことがない僕が実践している思考法

エッセイ Blue 23 「格が違う」とはっきり自覚するということです。 せっかくクリックしてこの記事を開いてくださったわけですから、あなたにもこの自覚を持って帰っていただきたいと切に願っています。 奴らが毎年やっていることとはなんでしょう? 人に…

自由自在のすすめ ─感じるために生きるんだ─

Blue あなたとわたしの本 201 感じるために 生きるんだと 思ってごらん。 するとそこに 〝失敗〟なんて ないことに 気づくから。 何かをやれば なんらかの結果が出るよ。 そして何かを 感じるはずだ。 感じるために 何かをやって、 結果、何かを 感じたわ…

小説「YES」⑧ 完結

十七歳の夏、そんな体験をしました。もちろんこれは私の人生にとって、とてつもなく大きな意味をもつ出来事でした。それまで抱いていた厭世観えんせいかんのようなものが百八十度変わってしまったのです。吹き飛んでしまいました。 そうです。同い年である彼…

小説「YES」⑦

シートの上に、シャツやスラックスが畳んで置かれていました。その横に紺色の水着もありました。 彼女は何も身に付けず、生まれたままの姿で水のなかを泳いでいました。 対岸の岸壁がやたらと奥まったところにありました。信じられない広さを持った淵でした…

小説「YES」⑥

翌週はもう新学期が始まりました。 私は日曜日が来るのを待ちわびて、また上流まで行ってみたんです。でも、何度行っても彼女には会えませんでした。もう学校が始まっているんですものね。 ── 十六歳の、私の夏はそれで終わったのです。 そして十七回目の夏…

小説「YES」⑤

またあお向けになりました。雲がゆっくりとかたちを変えながら移動しています。私はずいぶんとリラックスしてきて、より自然体で話せるようになっていました。女の子の声も親密さが増してくるように感じられます。私は、「どうしてこの場所にいるとこんなに…

小説「YES」④

私はいつものように川縁にシートを敷き、あお向けになったまま少しうとうとしていました。 かさっかさっ、という足音がしました。最初は川の流れる音だと思ったんです。川音というのは、意外と複雑なものですからね。人が何人かでしゃべっているようにも、歩…

小説「YES」③

私は広島市で生まれ、七才からは呉くれ市の親戚の家で育ちました。伯母の家はどちらかと言えば裕福な家庭でした。三年、四年と経ち、友だちもできたのですが、学校が終わってからもいっしょにいたいとは思いませんでした。何と言いますか── 生身の人間との付…




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