なぜかしら惹かれ続けるそのことを信じよう。そして、だから、去年の元旦と同じ言葉で新年を始めたいと思う。

Blue あなたとわたしの本 242

 

 

 あけましておめでとうございます。 去年は大変な一年で、ある意味世界は変わってしまったけれど、変わらないこともあるなってことに気づいたんです。それは僕が、本を好きだっていうこと。文章を書くのが好きだってこと。それをあなたに読んでもらうのが好きだ、ということです。

 あなたにも、ずっと変わらない好きなことがあるのではないですか? 世界がどれほど激変しようとも、なぜかしら惹かれ続けることが。 だから、それを信じるしかないと思うのです。理屈とかを超越したことじゃないですか? どうしてあなたは〝あれ〟ではなく、〝それ〟に惹かれ続けるの?  

 僕も、物を書くことへの情熱はさらに燃え上がっています。瞬間・瞬間 に爆発したいのです。「好き」とともに生き、「好き」とともに爆死するしかないよ。それでいいと思う。そうありたいと願う。なぜかしら惹かれ続けること── 人でも、物でも、行為でも── それ以上に、信じられることってないなって、去年をサバイブしながら、改めて、思った。

 たとえば子どものころ、こういう生き方が正しいんだ、って大人に言われてたことで、今となっては〝迷信〟だったな、って思うこと、けっこうあるよ。「いい大学を出て、いい会社に入ったら一生安泰なんだぞ」とかさ。言われたなぁ。「いい大学」ってどんな大学だよ? 「安泰」ってつまりはどういうこと? そんなものと、心の底から湧き上がってくる歓喜、平安とは、必ずしもイコールではないんじゃないの?  って、自問できた十代の自分を、褒めてやりたい。 まぁ── かなりけったいな大人になっちまったことは認めるけど。

 なぜかしら惹かれ続けることに信を置いて生きていると、少しずつ、少しずつ、自他に優しくなってきているような気はするんだ。誰かが夢を持ってたり、新しいことを始めたりしているのを見ると、「うまくいくといいな」って自然と思える。その人の心に、ほんの少しでも、ぽっ、と喜びの火をさらに灯せたらと── こんなことしちゃおっかな、とかさ── 思って、お節介なことを、しちゃったりなんかも、する。その人が喜んでくれたらシンプルに嬉しいんだよ。別に僕が「人格者」だからとかってそういうのでもないように思う。なぜかしら惹かれ続けることを自分でもしてるから── そういうなんか── 〝スペース〟みたいなものが余ってるんじゃないかって分析してる。うん、優しくする〝余剰〟がまだあるんだ。

 若い人が夢を語ってるのに、「現実的になれ! そんなに甘いものじゃないぞ!」って言う大人はいつの時代でもいるんだけど、そういう人って、自分の内なる声とかをどっかの地点で捨ててしまったんだと思うよ。だから夢を持ち続けてる人が怖いんだ。脅威なんだろうな。潰してしまいたくなるんだよ。潰してしまわないと自分の本心と向き合わざるを得なくなっちゃうから。 余剰、がないんだろうな。そういう人たちももちろん懸命に生きてるし、夢を持ってる人を見ると焦ったり、苛立ったりする気持ちもわかるんだけど── 今からでも遅くはないから── 自分のやりたいことを、ちょっとでも生活のなかに取り入れてほしいなって、気はする。他人には秘密にしてたって別にいいわけだしさ。 ぶざまでもいいから、自分のフォームで、進みたい方向へ、「好き」を抱きしめて、ペダルを漕ぎ続けることで、〝いま〟が充実するんじゃないかって、 思うなぁ。少なくとも退屈はしないよね。

 まぁ、そんな感じで、今年も生きていこうと思っています。いろいろやりたいことが僕ももちろんあって、進めてもいるから、ブログの更新は頻繁にはできないかもしれないんだけど、また遊びに来てもらえると、ほんと嬉しいです。「Blue あなたとわたしの本」のない日常よりかは、「Blue あなたとわたしの本」がある日常のほうが、〝数ミリ〟は楽しいんじゃないかって、思うよ。「Blue〜」は今年あたりから、さらに面白くなっていくんじゃないかって気もしてるし。読者登録をして、待つともなく待っていてもらえたら、幸せです。

 

 今年も、なぜかしら惹かれ続ける その人を、物を、行為を、信じよう。この世界は人間だけのものではないけれど、人間として生まれてきたんだから、僕は人間を信じる。人間であることを信じる。人の温かさや純粋さ、可能性を信じているんだ。

 良い一年にしましょう。だからこの文章も、去年と同じあの言葉で締めたいと思う。同じフレーズで新年を始めたいと思う。祈りを込めて。決意を固めて。

 今年も、よろしくお願いします! なぜかしら惹かれ続けることを信じて、生きていきましょう!

 

素晴らしき2021年に

ようこそ!!

 

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