心が傷ついた時に読んでほしい話「仕事編」

Blue あなたとわたしの本  237

 

 

 今回は、心が傷ついた時に読んでほしい話です。とくにお仕事関係で傷つかれた時に。

 例えば、あなたが仕事で何かミスをしたとします。それで誰かに叱られたり、きつい言葉を浴びせられたとする。当然あなたは傷つきます。でもね、ミスをするのは仕方ないんですよ。誰だってミスをします。叱られるのもいいんです。失敗もしなければ叱られもしないとなると、知らず知らず人は傲慢になっていきます。他者を見る目も厳しくなり、思いやる心を忘れていきます。気を張り続けているからミスがないわけで、あるポイントでプツン、とちぎれる人も出てきます。

 時にはミスをしてもいいんです。叱られてもいいんです。良くないのは── 

やっぱり自分は駄目なんだ」と、その方向に思考が行ってしまうこと。

「自分は駄目」、じゃないんです。「とった行動」や「そのやり方」の何かに誤りがあっただけです。全人格を否定されたわけではないのです。「自分は駄目だ」と落ち込んで終わってしまったのでは、その経験から何も学べません。学ぶんです。次に繋げるんです。そして、より魅力的な人間になるのです。そうすれば、その経験はもう「失敗」などという呼び名ではなくなったはずです。自分を成長させてくれた、知識も与えてくれた、より魅力ある人間にしてくれた、「ありがたい機会」に変わったのです。

「それでもとても傷つく言い方を上司にされたんだ」と言われた方が以前にいました。それは上司が「駄目」なんです。人間の練れた上司なら、他者の自尊心を傷つける言い方はしません。君の力が必要なんだと伝えられるのがリーダーです。ここにいてもいいんだな、という気持ちにさせてくれるのがリーダーです。チームに受け入れられている、という安心感を持てて初めて、人は十二分に能力を発揮することができます。後輩の潜在能力を表に出してやるよう働きかけるのが先輩の役割でしょう。部下の自己イメージを低下させ、やる気を無くさせるようでは話になりません。「自分はリーダーとしてまだまだだなぁ」と落ち込んでもらわなければならないのは上司のほうです。あなたが沈んでいる場合ではない。あなたは上へ上へと昇り続けなければならない。上司は上司で勝手に成長してもらうとして、あなたはその経験から学べばいいのです。非があったのなら改めるのも当然です。素直に謝りましょう。改善し、次から同じ過ちを繰り返さなければいい。「ああいった言い方は人の自尊心を傷つけるなぁ」とそこも学びとしましょう。あなたはそんな言い方を決して人にしなければいいのです。何もかもをあなたの魅力・実力を増すための材料としましょう。倒れたのならその辺を這いずり回って探しまくってでも学びとなる要素を掴み取ってからまた起き上がってください。そうすれば生きていくことに張りが出てきます。よくなり続けるわけですから。魅力的な人間になり続けるわけですから。「自分は駄目だ」と思うと気持ちが沈むということは、間違った方向に思考していますよ、というあなたの心の深い部分からのサインでもあるのです。「そうじゃない!」と深い部分が言っているのです。「自分は駄目じゃない!」と叫んでいるんです。学び、学び、学んでプラスに転じ、人格を高めましょう。思いやりのある、魅力的な人間になり続けましょう。生きる意味とは、自他に優しくなることなのですから。

 付け加えるなら── 上司もいろんな哀しみや問題を抱えている同じ人間なのです。人を叱るというのもそれはそれで〝しんどい〟ことでもありますしね。そんなしんどいことをして、学びの機会を与えてくれたわけですからそのことに感謝しましょう。「いまは感謝する気にはなれない」という時も確かにあります。そういう時は神さまに感謝しておけばいいのです。成長する機会を与えてくれた神さまに向かって手を合わす。 気持ちがおさまってきたら、上司のことも立てましょう。落ち度があった部分は素直に謝り、〝空気〟を良くしておきましょう。雰囲気を良くしておくのは部下の務めです。そうすれば上司はほっとし、あなたのことを逆に評価してくれます。見直してくれます。── まともな上司なら。

 もう一つ付け加えます。あなたが先に自分のミスに気づき、誰にもまだ発覚していないというケースが出てきます。そういったときはどうするか? 自分から申し出るのがいいでしょう。自分から報告し、謝るべき人間には謝罪し、もう一度しっかりやり直す旨を伝えるのです。一時的には怒られることになるかもしれません。ですが、それを隠そうとするよりかはずっといい。あとで分かったりすると、あなたは信用まで失くすことになります。いちど失った信用を取り戻すのは大変なことです。「正直・誠実」、これが自らを救います。言葉にすると面白くもなんともないフレーズになってしまうのですが、事実です。ミスをした時にごまかすと(また上手くごまかせたりすると)次もまた、「どうやってごまかそうか?」とごまかしグセがついてしまうのです。まだ年若い読者にはとくに聞いてほしい。自分で先にミスに気づいた時は、申し出、謝罪するクセをつけてください。そしてさらに良い仕事をして返すのです。あなたがどんな選択をするかによって── 誠実に対処するのか、ごまかすのかによって── そこから先の物語は良くも悪くも軌道を変えます。「ごまかす」のではなく、「正直」をクセにしてください。「ごまかす」のではなく、「誠実」をクセ付けてください。あなたの意識下に、これらの言葉が刷り込まれることを願っています。そして必要な時に意識の表層へと浮かび上がってくることを祈っています。ミスをした時は、ごまかすのではなく、「正直・誠実のレール」を選ぼう。 このクセは、これからの長い人生で、あなたをきっと何度も助けてくれることでしょう。

 

 
   まとめます。

 

◯ 「自分は駄目だ」ではなく、「とった行動」や「そのやり方」のどこかに誤りがあっただけ。全人格を否定されたわけではない。

 

◯ 「失敗」ではなく、自分を成長させる「機会」ととらえ、次に繋げればいい。這い回ってでも何かを学び取ってから起き上がろう。自分を魅力的にバージョンアップさせるのが人生。自他に優しくなり続ける旅路が生きること。 

 

◯ 先にミスに気づいた時は、自分から申し出、謝罪しよう。さらに良い仕事をして返そう。「ごまかす」のではなく「正直・誠実」のレールに乗ろう。その先に広がっている景色が全く違ったものになることは言うまでもない。

 

 

 
 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

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