Blue あなたとわたしの本 165 あなた以上に ひとりを深く 楽しめる人は そうはいないから、 親友が欲しいのなら、 素晴らしい友ができますよ。 フェイスブック的な 〝友達〟が 何百人いたって たいして意味ないじゃない。 「親しいのですか?」 「5年前…
Blue あなたとわたしの本 164 やってみたかった あのことを、 「やってみようかなぁ」と ちらっ、と 考えただけで、 胸の内側が ぴかっ、と かがやくんだよなぁ。 このひかりって なんなんだろう? どこからくるんだろう? ふしぎだなぁ。
エッセイBlue 10 冬が来る。寒い寒い冬が来る。 そもそも僕は 人が驚くほどの寒がりで、夏でもインド綿の首巻きをカバンにしのばせている。長袖のボタンダウンシャツと、薄手のパーカも。 喫茶店やショッピングモールに入ると、たいていクーラーがききすぎ…
Blue あなたとわたしの本 163 あなたはあなたの 特性を 生きればいい。 僕は僕の 狂気を 生きるから。 僕は僕の 特性を 生きよう。 あなたはあなたの 狂気を 生きればいい。 自らの 両腕で 抱きしめてあげよう。 それらは 僕たちの 一部だから。 僕たち自…
Blue あなたとわたしの本 162 一人っきりでいるときっていうのは、 僕はちっとも 孤独を感じない。 孤立感を覚えるのは、 溶け込めていないのに グループの一員として、 カウントされてるとき。 そんなときは── そんな時間を過ごしているときは── 孤独を…
Blue あなたとわたしの本 161 人生をナメてかかることも、 必要だということ。 真面目に 考えすぎないということ。 あなたはあなたそのものを、 わたしはわたしそのものを、 生きればいいということ。 やりたいこと、 なぜかしら惹かれることを、 やれば…
エッセイ Blue 9 ほとんどの人にとって、文章を読むのは つらいことだと僕は思うんです。 結論から言うと、魅力的な文章とは読むのに苦労しなくてもいい文章、ということになります。歯をくいしばらなくても読み進められる文章です。異論はあるかと思います…
Blue あなたとわたしの本 160 年齢ってさ、 そんなに気にすることないんじゃないかなぁ。 カレンダーとか 時計みたいに、 人間がこしらえたものだと思うんだよ、 ある意味。 リアルな時間っていうのはさ、 〝いま〟しかないわけじゃない? 熱血的な意味で…
Blue あなたとわたしの本 159 苦しみを減らすコツかい? 人と比べないことさ。 人と比較するかぎり、 あなたの力がこの先 どれだけついたとしても、 あなたは苦しみつづけることになるよ。 じゃあ、どうしたらいいのかって? あなたの 〝理想〟ってあるで…
エッセイ Blue 8 ローカル電車に小一時間もゆられ、降りたことのない駅で下車するのが好きだ。 小さなロータリーを抜け、ひなびた商店街を歩く。鉄柱にスピーカーが付けられていて、そこからラジオの音声が流れていたりもする。「日中の最高気温は31度で…
Blue あなたとわたしの本 158 僕はこう見えて馬鹿だからさ、 こう見えてって言うか、 見たとおりって言うかよくわかんないんだけど 馬鹿だからさぁ、 ムズカシイことはわかんねーんだよ、実は。 「Blue あなたとわたしの本」なんてやってっけどさ。 だか…
Blue あなたとわたしの本 157 あなたにとって〝大切なこと〟ってどんなことですか? あなたの大切な人の〝大切なこと〟ってどんなことですか? 人ってさ、この 〝自分にとっての大切なこと〟に 気づいてくれる人に弱いんだよ。 そこを褒められでもしたら…
Blue あなたとわたしの本 156 気の利いたことなんて言わなくても いいんですよ。 あなたが たくさん しゃべってくれたら、 それだけで うれしいのです。 それだけで、 僕はとても うれしいのです。
エッセイ Blue 7 自分だけの風景というものがある。 そんな風景にめぐり逢うと、すぐにそれとわかる。 一年に2、3回もない。あればいいほうだ。 友人といっしょのときにそんな風景に出逢うと、僕はできるだけ早いうちに、その場所へまた向かう。 今度は一…
Blue あなたとわたしの本 155 「お前のやっていることはまやかしだ」 偽善だ、と言われることもある。 弱い者が弱い者の傷を舐めているんだ、とも。 盲人が盲人の手を引こうとしているんだ、とも。 たしかに、 どれも 間違ってはいないだろう。 だけど、 …