一生勉強  一生青春

Blue あなたとわたしの本 227

 

 

 人間てさ、生きても100年なんだからさ。

 なぜかしら惹かれることを、

 興味が尽きないことを、

 どこまでも追求したいとたぎれることを、

 やればいいと思うよ。

 やり続ければいい。

 年齢なんてものを気にするのも

 ナンセンスだし、

 成功とか失敗とか、

 認められる・認められないなんてことも、

 それほど重要なことでもないなぁ。

 だって100年も まず生きられないんだぜ。

 100年て言ったらさ、

 10年が10個ですよ。

 人生も半ばを過ぎた人なら同意してくれると思うけど、

 10年って言ったって

 けっこうアッという間。

 それが10個ですから。

 10個もないんですから。

 長いようで短いよ。

 あれこれと心配しすぎず、

 本心に従えばいいじゃない。

 それ以外に何があんのよ? 

 

「追いたい夢があるんですけど、

 それってわがままにならないでしょうか?」って

 このあいだも二十歳の男の人に聞かれた。

 わがままどころか、

 いちばん誠実な生き方だと僕は思うよ。

 自分の人生に責任を持つ生き方です。

 誰のせいにもできないんだから。

「親が許してくれなかったからあきらめました」とか、

「家族のためにやりたいことを我慢して、やりたくもない仕事をやってます」って、

 そんなことを言われちゃあ、

 本人も身内も居心地がいいわけねえべな。

 

 誠実に生きるということは、

 自分が宿命的に惹かれることを見つけ、

 それを追求することです。

 一生勉強すること。

 そうすれば、

 一生青春でいられる。

 相田みつをさんみたいだけど。


 それが最も責任のある生き方だし、

 自分を大切にすることなんだ。

 そうすることで、あなたも生きがいを感じるし、

 家族のためにもなるの。

 変にひねくれることもない。

 この世界をも明るくするんだぜ。

 

「それほど甘くはないさ」

 うん、こう言う人が必ず出てくる。

 この手の人はね、結果しか見てないの。

 結果が全てだと思ってる(それもこの世的な狭い意味での結果)。

 
 全ての夢が叶うわけではないことくらい、

 40年、50年生きてきた人間だったら誰だって知ってるんだよ。

 だからって若い人が夢を語ってるのにさ、

「世の中そんなに甘くないよ」

 なんて言うのは芸がなさすぎるでしょ、って。

 何千年そのセリフを繰り返すんだっつうの。


「好きなんだったらやってごらんよ」って、

 ある種の切なさは胸に隠し、

 あっけらかんと笑顔で肩を叩いてやれる

 アホみたいな大人でいたい。

 あとは自然とその人自身が経験してくんだってば。

 学んでいくの。

 
 そう、その途上で

 何を考え、感じ、楽しみ、もがき、

 万策尽き、工夫し、涙し、祈り、悟ったか、

 そして── 

 優しい人間に 少しずつでもなれていっているか。

 そっちのほうがずっと大切です。

 
 生きる意味とは 自他に優しくなることなんだぜ。


 だからさ、

 夢を追うことに 

 リスクって実はないの。

 順風も

 逆風も

 あなたを洗い清め、

 さらに魅力的な人間にしてくれるよ。

 それにさ、

 けっこうさ、

 びっくり仰天するくらい(この世的な意味でも)、

 うまくいくことだってあるんです。

 本当にあるの。

 意外と多いの。

「早くメジャーへ行きやがれ!」って

 発破かけたら

 本当にメジャーへ行きやがったヤツが何人もいるよ、実際。

 そういうときはね、

 爆笑。

 痛快。

俺のことも引っ張り上げやがれ!!

 

 
 
 純粋さを保ち続け、

 自他に優しい

 気持ちのいい人間になっていこうよ。

 それが大事です。

 できる範囲でいいからさ。

 

 人生は、10年がたった数回の

 長く短い旅路です。

 笑いあり、涙あり、

 それでいて爽やかな、

 面白い物語をつむぎたいね。


「好き」、に打ち込もうよ。

 
 一生勉強 一生青春
 

 
 そんなふうに

 僕は思っています。

 

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  生きるって最高だぜ!

 

 

 

 

 

 

 








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