エッセイ Blue 23
「格が違う」とはっきり自覚するということです。
せっかくクリックしてこの記事を開いてくださったわけですから、あなたにもこの自覚を持って帰っていただきたいと切に願っています。
奴らが毎年やっていることとはなんでしょう? 人に高熱を出させ、はぁはぁ言わせ、苦しめているだけではないですか。あなたは人を苦しめたいですか? 高熱を出させ、はぁはぁ言わせたいなどと思いますか? むしろ人の役に立ちたい、喜ばせたいと考えて日々を送っているのではないですか? そうでしょう。僕もそうです。
「格が違う」のですよ。人を楽しませたい我々と、人を苦しめたい奴らとは。天と地ほど違います。
それをなんでしょう? 年末が近づくころからビクビクビクビクしだして、「また奴らが来るのか?」「また奴らの季節なのか?」 何十万人もがそんなふうに思うから調子に乗って〝猛威をふるい〟やがるんですよ。ヒドい年なんかは初夏が近づいているにもかかわらずニュースでまでやっています。「今年は暖かくなっても油断できません。猛威をふるう可能性があります」 まだおったんかい?! と僕は憤りとともにいつも叫んでいますよ。格下も格下を、何を怖がっとんねん、と。
もしインフルとかいう奴が「イッヒッヒッ〜、怖いぞ〜」と寄ってきたら、あごを上向け、黒目だけを下げてこう言ってください。「おまえ誰に向かって口をきいとんねん」と。そして、おまえはむなしくないのかと。毎年毎年人を苦しめるのではなく、そろそろ喜ばせたいとは思わないのかと。僕なら問いただします。
あなたはこう言うかもしれません。「いや、ひょっとしたら彼らにだって考えがあるのかもしれない。人を苦しめることによって、回復したときに健康の有りがたみが分かるよう、心を鬼にしてはぁはぁ言わせているのかもしれない」と。
── それは考えすぎというものです。話を複雑にしないでください。
とにかく、「格が違うのだ!」ということをしっかり自覚してください。もういちど言います。格が違うのです。そのことを意識してください。自覚したらもう考える必要はありません。そんなしょうもないもんのことは念頭から排除し、人を楽しませる、喜ばせる活動に集中してください。僕もそうします。
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