Blue あなたとわたしの本 83

 

 

計り知れない

悲しみに沈んだ人間には、

言葉など届かない。

何の役にも立たない。

 

言葉が力を持つのは、

まだ先のことだ。

 

傷ついた者たちが、

自発的に手をのばせるようになり、

そこに言葉があったとする。

 

その者たちの心を、

ささやかでも癒せるよう、

言葉をつむぐ我々は、

我々自身の純度を、

高めるしかない。

 

涙で洗われた人間の澄んだ目は、

偽りなど簡単に見透かしてしまうだろう。

 

 薄汚れた我々の魂を、

それでも真実を宿した我々の魂を、

磨くことだ。

磨きつづけることだ。

 

具体的で現実的な行動、

そして恒常的な魂の研磨。

このふたつを同時に行うこと。

 

 

私たちに出来るのは、

それだけのように思う。

 

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