2026-06-01から1ヶ月間の記事一覧

小説「世間さま」④〈完結〉

この作品を人さまに差し出してよいものだろうかという ためらいは、初稿を書き上げたときからありました。 智(とも) (「あとがき」より)

小説「世間さま」③

部屋のすみにいる生き物に、抑揚のない口調で夫が話しかける。きみは、あたまの煙突から、いったい何を出しているんだい。よかったら、教えてくれるかい。

小説「世間さま」②

小説家志望の夫、それを支える妻。寄り添う二人の家に、箱のような生き物「世間さま」が住みつく。 「世間」という怪異に窒息させられていく夫婦の破滅と解放を描く、美しくも哀切な純文学ホラー。

小説「世間さま」 ①

小説家志望の夫、それを支える妻。貧しくも寄り添う二人の家に、いつしか平べったい箱のような生き物「世間さま」が住みつく。大人しく無害に見える「世間さま」だったが、頭の煙突から吐き出すピンク色の煙は、じわじわと二人の心身を蝕んでいく。 社会的孤…








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