エッセイ Blue 16
ファーストフード店、そんなに行くわけじゃないですけど、たまには行くんです。
僕は── ご存知だとは思いますけど── すみっこの席が好きじゃないですか? (知らんがな)
すみっこが空いてたら パッ、と座っちゃうんですよ。それはそれは すばしこいです。
数日前も、初めて入った店で、いいポジションが取れたんです。
「いいポジションが取れたぜ」とほくそ笑んで、テーブルを少し手前に引こうと両手で握ったんです。と、── しっかり固定されてる。
「うそぉ〜」、声が出ちゃって、それも思った以上に大きな声が出て── 周りの人がいっせいにこっちを見たんですけどね。
「うそぉ〜」って思いますよね?
壁ぎわのベンチの方が動かないのはわかりますよ。人がいっぱい並んで座るわけですから。そんなもんが動いたらそれは危ないですよ。しっかり固定しておいてください。
でもテーブル、テーブル がですよ、なんで固定されてなアカンの、って話ですよ。この位置で 食えっちゅうんかい、みたいな。本を読むときもこの位置に 肘を付けっちゅうんかい、みたいな。思いっきり猫背に なっとるやないけ、みたいな。
おれはもっとテーブルを体のほうへ引き寄せたいねん。もっとみっしりと、もっとこう みっちりと取り囲まれたいねん。できたら右からも左からも何かで囲って欲しいねん。できうるならば上部も板かなんかで塞いで──
それやったら大人しく家におれよ!!
みたいな。
まぁ、そう言われたら── 言い返せないんですけどね。
「ずっと家にいるのもさみしいやん」ぐらいしか。
先日の夜、ちょっと外へ出る用事があったんですよ。パーティーみたいなのがあって。普通はそんなものに出席しないんですけど── 普通じゃない事情もいろいろとありますからね。
そしたらそこに、「Blue〜」を読んでくださってる若い方がいらっしゃったんです。まぁ、知り合いの知り合いみたいな方だったんですけどね。
── その方が、こんなことを言ってくれたんです。
「智(とも)さん、『Blue あなたとわたしの本』はもういいですから、ましてや『エッセイ Blue』はもうけっこうですから、『もうひとつの Blue』だけを毎日投稿してください」って。
僕は「ありがとうございます」とにこやかに答えましたよ。そしてもちろんこう付け加えました、
「毎日投稿できるか」と。
そりゃ、『もうひとつの Blue』くらい毎日投稿できる方なんていっぱいいらっしゃるんだとは思いますよ、思いますけど── 僕は無理ですねぇ。連投 はできないですよ。それに、『もうひとつの Blue』ばっかり投稿されてもそれはそれで うっとおしいでしょう? そうでもないのかなぁ?
── というわけで、もうけっこうな『エッセイ Blue』でした 😁。
緩急、緩急。そうやないと続かん、続かん。何事も 😊。
「緩急自在」についての話やからリンク貼った。
── じゃあ、今日はこのへんでね 😊。
ところで── あなたも『エッセイ Blue』はキライか? 😂
ファーストフード店の「動かないテーブル」の方がもっとキライやんなぁ? 😂