Blue あなたとわたしの本 176
あなたと僕が
恐れなければならないのは、
こんなことをやって
なにか
意味があるんだろうか? と
思ってしまう
その領域が、
歳とともに
拡大してしまうことだ。
これは
── 恐い。
こうなってしまうと、
足が
止まってしまう。
意味はあるのか? と
問うてしまったら、
たいていのことは
意味がないように
思えてしまうんだよ。
だから、
だけど、
心配しなくていい。
意味なんて
なさそうなことを、
それでも
やってみたいことを、
なぜだか
心惹かれることを、
やってみるんだ。
手足を
自由に動かす。
楽しむ。
遊ぶ。
つづけてみる。
そのために、
あるようなもんなんだよ。
人生という、
この不可思議で、
魅力的な
場所は。
愛、みたいなものをあらわそうよ。
あなたはあなたの表現で。
僕は僕の表現で。
その愛おしい、
この愛おしい、
命のつづくかぎり。