Blue あなたとわたしの本 88
あの人にもこう思われた、
この人にも嫌われた、
あぁ、もうアカンて、あんたなぁ〜。
あんたは〝エスパー〟と違うんやから。
〝読心術の世界的権威〟でもないんやから。
あの人やこの人がどう思ってるかなんてわかるわけないんやから。
そやのに「こうに違いない」って
あんただけが信じてんにゃ、
頭のなかの妄想を。
頭のなかの臆測を。
なぜか なぜだか どういうわけだか 微塵も疑うことなく
あんただけが信じとんねん。
あの人に絶対嫌われてる、って。
疑ってみ。
ほんまにそうなんかって。
たいてい、事実はそうと違うんやから。
信じたらアカン。頭のなかの悲観的な声なんてもんは。
「おまえの言うことなんか信じるかーい」
言うたってみ。
「は〜、なんか言うたはりますなぁ。へ〜、そうなんどすかぁ〜、左様どすかぁ〜」言うて、
ただ聞いてたるのでもええわ。
そのうち弱って、消えていきよるから。
辛気くさい、気を滅入らせるだけの、
妄想・臆測の頭のなかの声が──。
ほんまでっか、ってか?
知らんけど。
やっぱりおまえか、この白馬(しろうま)ー!
どこの白馬や‥‥‥、ほんまに‥‥‥。
しかし今日は、よーしゃべっとおったなぁ‥‥‥。
わけのわからんことを‥‥‥。
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