自動販売機奇譚

エッセイ Blue 6 家から1分も歩かないところに飲み物の自動販売機があり、よく買いに行く。よく買いに行ったのだが── 四月に入ったばかりのころだ。 その日も温かい缶コーヒーを買いに行き、商品と対面すると、すべての飲み物が、青地に白文字で「つめた〜い」となっていた。 「──なんでやねん」とつぶやいた。どこの国…